南海電鉄地域発見クリエイターズ課のかなです。クリエイターズ課のヒト・地元自慢プロジェクトとして、泉州地域で私も馴染みのある岸和田市をご紹介していきます。今回、インタビューさせていただいたのは、岸和田市ご出身、在住のクリエイターズ課の濱中ご夫婦に岸和田のめっちゃいいとこ、お話しをお聞きしました。
濱中さんご夫婦のおすすめ、岸和田マダムが集う『大宮ブランカフェ』(https://www.instagram.com/instabrancafe/)でインタビュー開始。
私の娘も同行してくれました。
なんと、濱中さんの奥様のはるこさんは岸和田に魅力を感じ、移住を決意したご本人でした‼ そんな岸和田に魅了され、濱中さんとご夫婦になられた 経緯などのお話しもおききしながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。
ーー:濱中さんご夫婦、お二人の馴れ初めと移住した決め手は何でしたか?
はるこさん:私は大阪市出身で、濱中さんとは職場でよくお会いする仲でした。
ある時、濱中さんが職場の皆をだんじりツアーに招待する企画をしてくれました。だんじりの盛り上がりの中、岸和田を訪れると、その活気に圧倒されたのはもちろん、近所周りのおもてなしがすごかったです。
どこの人?という区別もなくよくきたね〜と受け入れよく、しらない人のお家にあげてくれたり、10歩歩けば声がかかるそんな土地柄にとても惹かれました。
ーー:市内とかだとあまりない光景ですよね。
はるこさん:そうなんです。
その後から、沸々と、住みたいなーいい町やなーと思い始めました。
後日、岸和田市を訪れ、濱中さんに町を色々案内してもらったんです。漁港は近いし、歴史もあるし、山も近いし、名物もたくさんあってそのうえ、大阪市内へのアクセスもいいなーと感動しました。
かな:その土地を訪れたきっかけで移住までにいたったそんなステキなエピソードがあったんですね。肌で岸和田のよさに触れられた感じですよね。ステキなご夫婦です。
ーー:生まれも育ちも岸和田の濱中さん、今と昔で変化があったことは何ですか?
濱中さん:街がキレイになったと思う。ゴミが街に落ちていないかな。
だんじり祭りはすごくゴミが散らばってるが、祭り終了翌日の朝からは、どんなに二日酔いであろうが若者〜老人まで清掃活動があります。だんじりの次の日は落ちてるゴミも電信柱に巻いてるのも全部撤去します。
かな:えー。祭翌日に清掃活動されてるなんて知りませんでした。走って飲んだ翌日なので、みんなゆっくりしたいところなのに。
濱中さん:清掃活動に出てこなかったら祭り当日だけ参加か!と批判されますよ。
各町内に月一回清掃日があって、来れる人が参加するんですが、そういうのに参加することで顔見知りになることが多いかな。参加する意識が小さい時からついていると思います。みんなであいさつをしあっているので元気がいいです。
かな:たしかに、普段より街全体にゴミが落ちていないと思います。各町内の集まりがあって、だんじりや町を思う気持ちが強いのがわかります。
みんな地元が好きなんですね。
ーー:地域貢献で青少年指導員や民生委員などをされていますが、その中でのエピソードを教えてください。
濱中さん:岸和田の青少年指導員は60年続いていて、うち20年指導員をしています。
赤シャツのおっちゃんと呼ばれていて親しみやすさがあるかな。
昔ヤンチャしていた子が赤シャツをきて若い子を指導する・見回りするそんな伝統があります。
だんじりの時にカメラをむけてると、みんなきさくに、「赤シャツのおっちゃん♪今日は違う服なんやー」と話しかけてくれます。
かな:青指が60年前からあること、そのうちの20年も続けてらっしゃるのは凄すぎます。そんな伝統があるんですね。じゃあ濱中さんも昔はヤンチャだった…笑
濱中さん:ハハハ。
ーー:岸和田のここめっちゃいいやんスポット教えてください。
はるこさん:いっぱいありますよー。岸和田城、愛彩ランド、子どもたちには蜻蛉池公園が人気です。岸和田カンカンベイサイドモールあたりは結婚式場もあるし、開発地域になっています。岸和田のサービスエリアも魅力です。
濱中さん:波切ホールも、歌手や有名人のコンサートをよくやってる。こんなにいいとこがあるなんてと感動していた方もいたな。
後は、だんじり会館。今はコロナであかんけど、鳴り物体験できる。
岸城神社も岸和田では有名な神社です。
はるこさん:なんといっても海の幸・山の幸が豊富です。
・岸和田城
https://www.instagram.com/kishiwadajyo.oniwaban/
・愛彩ランド
https://www.instagram.com/aisailand_izumino/
・蜻蛉池公園
https://www.instagram.com/tonboike20230401/
・だんじり会館
https://kishibura.jp/danjiri/
・岸和田カンカンベイサイドモール
https://www.instagram.com/kishiwada_cancan_baysidemall/
・波切ホール
https://www.instagram.com/namikirihall/
岸和田のサービスエリア
https://www.instagram.com/kishiwada_sa/
https://www.instagram.com/kishiwadasa__nobori/
・岸城神社
https://www.instagram.com/kishikijinjya/
・その他:海の幸あり、山の幸あり
https://www.instagram.com/jizouhamaminatomarche/
https://www.instagram.com/ichigobatake.haru/
https://www.instagram.com/eitokufarm/
https://www.instagram.com/kishikan5068/
かな:魅力的な場所がたくさんありますね。行ったことがあったり、知ってる場所もあります。でもまだまだいいところが出てきそうですね。
ーー:岸和田の魅力を教えてください。
はるこさん:各地域でのイベント活動がたくさんあるので、たくさんの顔見知りやともだちができると思います。親繋がりで助け合いができます。
濱中さん:幅広い世代での交流があり、世代関係なく、「ちゃん・くん」で呼び合います。すごく親しみがある呼び方で仲良くなれます。
かな:確かに、おっちゃん同志、「〇〇ちゃん」「△△くん」とよびあってるのをきくことがあります。年代関係なく呼んでますよね。
濱中さん:なんといっても人情にあついのと、みんな親切。家に行くとき手土産は持っていくし、帰りに何か持たせてくれる。
各地域で、こども会・青年団・育成会などがあり、自分より小さい子をまもるという精神が根付いていると思います。
岸和田は、口が悪いなどあまりよくない印象を持たれやすいですが、だんじりの怖さを皆知っているので、命をまもるため、「危ないよ」という前に「どけ‼」とか「のけ‼」と伝わりやすい短い言葉で言うことが多いので強い口調とキツくきこえるのかもしれません。
かな:たしかに、長い文を説明している間にひかれてしまいますよね。だんじりを通して色々な学びや精神を育てていけることはすごい大切な事だとおもいます。
ーー:子育て世代に対しての岸和田の魅力は?
はるこさん:土地の値段が安い。(ホームズ調べ)
ゆめみヶ丘(https://kishiwada-yumemigaoka.jp/)
岸の丘(https://www.whatawon.co.jp/)など今後も発展していく地域があります。
都会といなかの間なので、自然も多くて過ごしやすいと思います。山手にいくと気温も低く、ホタルが見える場所もあります。
アクセスがよく、南海岸和田駅は急行や特急の電車も停まる駅なので、30分かからずなんばまで行くことができるのも、魅力の一つだと思います。
かな:全部の電車が停まるのと、30分以内で大阪市内に出れるのはすごくいいですね。
はるこさん:こどもにとって色々な地域活動があります。もちつき、市民フェスティバル、競技大会、盆踊り、だんじり祭り、夜店(各神社にて)があり、行事が多いので小さいころから縦と横のつながりができると思います。
濱中さん:行事に参加することで地域の人と親しみやすくなるので、人慣れできる子、物怖じしない子が多いと思います。みんなのびのびと育っています。いい意味で、あほもかしこも一緒に笑い合えるそんな仲間ができると思います。だんじりに参加していなくても友達がしていることを真似して、挨拶や謝罪などができる、礼儀正しい子に育つと思います。だんじり祭りを通して、周りをみないといけない、自分より小さい子を守るなど、自分より他人を思いやれる子が多い印象があります。
かな:新しい町がたくさんできていますよね。浜の方までは少し遠いですが、新しく移住してくる方にも伝統あるだんじりや岸和田の歴史の魅力に触れてほしいと思います。こどもたちにとってものびのび育てられるって魅力的です。地域みんなで子育てしていく感じですね。
ーー:今後岸和田がどのようになっていったらいいと思いますか?
はるこさん:漁業・農業も力を入れてる岸和田市のPR活動をし、取れたて野菜や漁港から新鮮な魚介類など地元産の給食を食べられる食育に力をいれていってほしいと思います。
濱中さん:城下町も岸和田の魅力の一つなので、歴史に力を入れて自分の出身地が歴史ある町と自慢できるようにしていってほしいです。活気あるだんじりの魅力を全国に知ってほしいと思います。
かな:岸和田市内の学校の、地元野菜の給食はステキですね。歴史があり、活気あふれる岸和田になっていくといいですよね。インタビューありがとうございました。
お話を聞きながら、メモメモ。
たくさんお話をきかせていただき、ありがとうございました。
桜が見ごろな時期でもあったので、岸和田城の桜まつりに行きました。
桜と岸和田城、風情があっていいですよね。岸和田城は別名千亀利城とも呼ばれます。
岸和田城の近くに、だんじり会館があります。
入場料は大人600円/小人(小・中学生)300円でだんじりに関する展示をみることができます。なんと、こどもに大人気の大工方・鳴り物体験ができます。(詳細はホームページへ)
私たちは、入場はせず、お土産コーナーとコミュニティコーナーで地元の方が書いただんじりの絵などを楽しみました。
濱中さんの町のだんじりの絵がありました。細かい彫刻まで描かれていました。
右の岸和田城とだんじりは、とても大きい絨毯のような素材で描かれていました。
岸和田は地酒も有名で、たくさんのお酒が販売されています。
その後、紀州街道をぶらり探索しました。昔ながらの町並みで、映画の撮影にもきているそうです。
だんじりの彫刻をしているお店がありました。
https://www.instagram.com/nakano_yuta1993/
色々な体験や休憩処としてあいているまちづくりの館があります。
https://www.instagram.com/explore/locations/1686317121635764/
紀州街道をまっすぐいくと、創業121年目の老舗和菓子屋さんの風月堂さんがあります。
どの和菓子にするか迷いました。
もうすぐ端午の節句で柏餅が販売予定になります。
https://www.instagram.com/kishiwadafugetsudou/
濱中さんご夫婦の町内の会館へ案内してもらいました。
岸和田市の各町内にはだんじり小屋と会館があり、様々な行事をそこで行ったりしているそうです。藤井町の会館は、別名「べんてんさん」として親しまれています。
会館とだんじり小屋と神社と小さい池と広場が一緒になった敷地内です。
キレイな鯉がたくさんいる池の中に沈められてる丸いものを何かご存じですか?
なんとだんじりのコマです。
初めて知りましたが、だんじりのコマはそのまま保管していると、素材が木なので乾燥して、ひび割れが起きるそうです。普段は水に沈めて置いておきます。
だんじり小屋のすぐ近くに池があるのは、藤井町ならではで、岸和田城のお堀の池には周辺の町のコマが沈められているそうです。大人数人でひきあげるくらい重いようです。
おなじ場所で開催されている、お餅つき大会の様子をいただきました。
これだけ多くの、子ども~年配の方があつまれる事はないですよね。おもちだけでなく、豚汁やおでんまであり、みんなで楽しんでいます。
そして忘れてはいけません。濱中さんの町内のだんじりもご紹介します‼
岸和田商店街の天井の高さは、だんじりの上にのってる大工方が踊っても、圧迫感を感じないように地面から天井まで10.6mもあり、天井の高いアーケードとして知られています。
迫力満点のやりまわし。ここで危険をともないます。
私の勤務先が岸和田なので、馴染みのある町でしたが、岸和田に在住されている濱中さんご夫婦にインタビューし、たくさんの発見や気づきがありました。岸和田の町をご紹介していただきながら訪れて、魅力を再発見した一日でもありました。
まだまだご紹介できていないスポットがあります。まずは『来て見て触れて体感して』、そうしたら、あなたが感じる岸和田のめっちゃいいとこを見つけられると思います。
泉州地域で助産師をしています。日々、ママやこどもに関わらせてもらっています。
南海沿線は魅力的な場所がたくさんあるので、ママとこどもがお出かけしやすい場所を紹介していきます。よろしくお願いします!
泉州地域で助産師をしています。日々、ママやこどもに関わらせてもらっています。
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