南海電鉄地域発見クリエイターズ課、#ほっこりカメラマン ことshino_booです。
クリエイターズ課のヒト・地元自慢プロジェクトとして取り上げましたのは私の住むまち「大阪狭山市」です。
大阪狭山市は、東洋経済新報社が、「子育てするならどこがいい?」という視点で、全国812市区を対象とした「住みよさランキング2022」【子育て編】を公表し、大阪狭山市が大阪圏3位、大阪府内では1位にランクインするほどで、子育て世代をはじめ、あらゆる世代が安心して暮らし続けられる、魅力あるまちづくりに取り組んでいます。
そんな大阪狭山市自慢のヒトと言えば、この方!
絵本作家のKatyさんです。
おしゃれでかっこいい!(ジャケットに付けたバッジはKatyさんがこよなく愛するムーミンのキャラクター)
shino_boo初のインタビュアーでドギマギしてしまいますが。
Katyさんの絵本はこんな感じのほのぼのした画風のおかげかちょっと緊張も和らぎます。
shino_boo:始めに、気になることはやはり「なぜ絵本作家になろう」と思ったのかですがどうしてですか?
Katy:小学生の頃に漫画家なりたいと思っていて、中学生の頃になるともうちょっと絵を勉強したいなぁと思うように…そして絵で手に職を付けるならと専門学校へ進む事にしました。
専門学校ではイラストコースを専攻し絵本作家を目指しましたが、恩師から商業アートで活動するなら先ずはデザインを勉強をするように勧められて、デザイン事務所に就職しました。
それから1998年末に独立してもずっと絵は描き続けていました。
そのうちに結婚し、子どもを授かり「子どもたちにわかりやすく自分の思いを伝える」ならやっぱり絵本だと思いました。
shino_boo:そうなんですねー!
ところで、Katyさんの絵のといえば、キャラクターの四角いフォルムが特徴的ですがこれも意味があったりするのですか?
Katy:子どもの頃って、きれいな丸を描くのが難しいんですよ。
絵を真似して描いてもらった時、四角だと多少歪んでいてもコレを描いたんだなと分かりやすいでしょ?
とっても素敵な絵を描かれるKatyさんですが、絵本作家デビューまでは、デジタル画に絵のタッチやカラーを表現するために自身でツールをカスタマイズして作ったり、Webサイトにほぼ1年間毎日新作のイラストを載せるなど、すごい努力もされているんですよー(*’▽’*)!
shino_boo:Katyさんは社会人になり結婚されてしばらくは大阪市内で生活されていたそうですが、なぜ大阪狭山市に戻って来て活動される事になったのですか?
Katy:色んなタイミングが重なったんです。僕の兄も大阪狭山市から離れて暮らしていたんですが、兄家族が実家のある大阪狭山市に戻って生活する事になって、Katyも戻っておいでよと誘われたことや、僕が育った環境と違うところでの子育てに違和感を覚えたりしていました。
shino_boo:ずっと大阪市内で生活している人たちは都会の商店街のなかを歩いて学校に通うのは当たり前のことですが、そこを知らないで育ったKatyさんにしてはちょっと驚きですよね。
Katy:そうなんです。そんなこんなで不動産屋さんで家探しをするのですが、僕は大阪狭山市で育った事は言っていなかったのに「大阪府下で子育てし易い街は、大阪狭山市ですよ」とお勧めされたんです!
shino_boo:不動産屋さんもお勧めする大阪狭山市、すごいですね!
Katy:大阪狭山市は程良く自然が残っていて、パチンコ遊技場等や風俗営業等の規制されているのも魅力なんですよね。
shino_boo:大阪狭山市で好きな場所とかってありますか?
Katy:たくさんありますよ。南海電鉄煉瓦造暗渠群暗渠群(れんがづくりあんきょぐん)はお気に入りのひとつです。子どもの頃は何気に普通のトンネルと思って通っていましたが、友だちが教えてくれたことと、TVで紹介されていたこともあり「ねじりまんぽ」に興味を持ちました。
絵本作家デビューされた際、インタビューを受けた時にも話しておられるほどお気に入りスポットのようです(‘▽’)
当時のインタビュー(WEBサイト”大阪狭山びこ”より)
タイミングが良ければ南海電車が交差するところも見れます(^-^)v
南海高野線の「狭山」「大阪狭山市」間に大小7つの暗渠(あんきょ)があります。
暗渠郡を詳しく知りたい方ははこちら↓
http://www.city.osakasayama.osaka.jp/sosiki/kyoikubu/rekishibunkagurupu/1601254131265.html
shino_booも好きでよく写真を撮りに行きます(^^)
shino_boo:暗渠、良いですよね。ねじりまんぽが見にくいところにあるのがちょっとざんねんです。
他のオススメスポットを教えてください
Katy:はい。子どもの頃とは大きく変わりましたが「狭山池」もおすすめです♪特に桜の季節はお花見をしたり、散歩やウォーキングをするだけでも目も心も満たされます。子どもたちが小さい時は簡易のテントと、僕の大好きな珈琲を持って行ってピクニックをしました。
shino_boo:桜舞い散る中のピクニックは最高ですよね(*’▽’*)
近年、狭山池も桜の名所として、そして狭山池まつりも有名になり、人がたくさん集まります。そうなると、狭山池の駐車場は朝から夕方まで満車状態。小さいまちなので道路が車でいっぱいで大渋滞になります。狭山池にお越しの際は公共交通機関、南海電鉄・南海バスをご利用くださることを心からお願いします(o˘◡˘o)南海高野線でしたら「大阪狭山市」駅より徒歩7分ほどです。
shino_boo:これからの季節もピクニック楽しそうですね♪
Katy:あと、大阪狭山市立図書館も好きなんです。子どもの頃はよくそこへ行くまでのアップダウンの激しい道のりを自転車で往復していました。
狭山というだけに、道のりは起伏が激しいのです。なので良い運動になります!
Katy:図書館では夏休みの宿題などもしました。解らないことがあればすぐ調べられますしね。特に夏休みは涼しくすごせて、隣接されている公民館には無料で観れるプラネタリウムもあって楽しい場所でした!
shino_boo:そうそう!プラネタリウムが無料で観れるのは嬉しいですよね!私も子どもを連れてよく行きました。今でもたまに行きます。
図書館と言えば、駐輪場の入り口の上に、天使が飛んでるのを知ってますか?
Katy:知りませんでした!全然気づかなかったです。
大阪狭山市出身の方でも知らないところに気がついたshino_booはちょっと嬉しかったりしました(⁰▿⁰)
もちろん、Katyさんの絵本は図書館に全部揃っていますよ!
shino_boo:本といえば、本屋さんPALNET(パルネット)狭山店にはKatyさんのコーナーができていますよね。改めまして、2022年SDGs絵本大賞受賞おめでとうございます!
Katy:ありがとうございます!
絵本作家活動をしているうちに素敵なご縁にもたくさん恵まれて、PALNET狭山店さまにも僕の絵本を置いていただける事になったんです。
だからと言うわけでは決してありませんが、PALNET狭山店さまも大好きな場所です。
開放的な空間で大好きな本を読みながら大好きな珈琲を堪能できるって最高です!
shino_boo:本だけでなく、文房具や雑貨も置いてあるので、私は立ち寄ると色々見てしまって、あっという間に時間が過ぎてしまっています。
「にじいろ」はSDGsの目標5『ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う』にあたります。
ちょっとボーイッシュな女の子が大好きなママとお風呂に入って自分とお友だちの違いについて色々おしゃべりするお話しです。(Katyさんが昔ハマっていたというアメコミの雰囲気が出ている場面もあって面白いですよ)
shino_boo:色々、大阪狭山市のお気に入りスポットを聞かせていただきましたが、地元に戻って活動する事で作家活動にも影響しているんでしょうか?
Katy:はい。僕は絵本を制作する際、自分の幼少の頃等をよく思い返すのですが、地元にいる方が色々と思い出せることが多く制作(活動)しやすく思います。
狭山池や、暗渠もそうなんですが、小学校の頃の甘酸っぱい思い出がある土管のある公園だったりとか…
shino_boo:へぇー!土管のある公園、気になりますね。今でもあるんでしょうか…?
Katy:たぶんまだあると思いますよ。
ということで後日、興味津々さっそく行ってみましたが、つい最近撤去されてしまったらしく、新しい遊具になっていました。
土管、見たかったなぁ(◞‸◟;)
これはこれで楽しそうですが、
微妙〜に、土管的な滑り台があるのがなんとも言えませんね(°▽°)
土管を意識したのでしょうか…。
shino_boo:最後に大阪狭山市で子育てをしていて、どう感じますか?
Katy:先にも言いましたが、市の条例でパチンコ店や風俗店の開業を許可していないので、治安も良く子どもを健全に育てやすいと思います。
小さな子どもは電車が好きな子が多いので、南海高野線の電車を間近で見られるのもイイですね。
僕も子どもの頃、新旧高野号がクロスするのを見て興奮したのを憶えています。
shino_boo:大阪市内に遊びに行くにしても南海電車で30分ほどですしね。
Katy:大阪狭山市は程良く田舎ww
ただ、大阪狭山市に限ってではありませんが、僕が子供の頃は放課後の校庭でドッジボールやサッカーをしたり、近くの公園でもたくさん遊んでいましが、最近はボール遊びができる公園が減っていたり、場合によっては子供の声や運動会など学校イベントの音がうるさいと苦情を入れる方が増えてきているということも耳にする事があり、本当に残念に思っています。
子供時代の無い大人は居ませんよね! 自分の子供時代を思い返して温かい目で見守り、より子育てのしやすい日本にそして世界になって欲しいと思います。
shino_boo:ほんと、子どもの頃の経験は大切だと思います。
今日はお忙しい中、ありがとうございました(^^)!
Katy:ありがとうございました。
僕も、子どもたちが健やかに育つような世の中にしていきたいし、これからもその役に立てるような創作活動をしていき、少しでも大阪狭山市に恩返し出来ればと思っています。
見た目も心も「ほんわかかっこいい」Katyさん
⚫︎プロフィール
Katy(ケイティー)大阪府出身/在住 (絵本作家)
1974年10月12日 狭山町(現: 大阪狭山市)に生まれる。
1998年12月より独立しcreative studio frais couleur
(クリエイティブスタジオ フレ・クルール)として活動。
1999年から5年間、デザイン系専門学校の非常勤講師としても活動。
2003年からフレ・クルールのキャラクターデザイン&イラスト部門
Nitron graphix(ニトロン・グラフィックス)としても活動。(WEBサイト→ https://nitrongraphix.csfc.biz/)
2018年1月11日、絵本『へんてこうさぎのもじゃ』で三恵社よりデビュー。
同年9月『ちいさなおうじハリーとしろいもくば』出版。
2019年7月『イザベラとモンティーニ すてきなたび』出版。
2020年1月より Eテレ『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』挿入歌『ちきゅうランドへ行こう』メインビジュアル等を担当。
2020年10月『ちいさなクロエとコルネ』出版。
2020年11月『ロッタちゃんのまほうのソース』出版。
2021年3月『くらくて ながい ながい よる』出版。
2021年8月 Eテレ『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』お話コーナー『ルーマニアのドラキュラ』全イラスト担当。
2021年9月より絵本全種が活動拠点の大阪狭山市ふるさと納税返礼品となる。
2022年8月 三恵社『第1回SDGs絵本大賞』優秀賞受賞。
同年10月 世界文化社『16タイプ別性格BOOK』帯用イラスト担当。
同年12月 SDGs絵本大賞受賞作品『にじいろ』が出版され、現在に至る。
Katyさんの絵本のご購入は、お近くの書店、またはこちらの通販サイトでどうぞ↓
https://www.amazon.co.jp/Katy/e/B08PBZLT1C/ref=aufs_dp_mata_mbl
どれも本当に素敵な絵本です♪
子どもたちはもちろんのこと、大人が読んでも心に響く内容なので皆さんのお手元に届くように願っています(o˘◡˘o)♡
プロフィールにもありますが『大阪狭山市のふるさと納税返礼品』にもなっていますので、ぜひご利用くださいね♪
(「ちいさなクロエとコルネ」「にじいろ」以外はお話しが英語でも記載されているので、外国の方にも読んでいただけます!英語の勉強にもなっちゃうかも…?!)
インタビューの撮影場所は、大阪狭山市にある狭山池博物館内の「SAYAMA HISTORY CAFÉ」です。
狭山池は日本最古のため池で、狭山池博物館では今の狭山池になるまでの行程や歴史が学べます。コンクリート打ちっぱなしの「安藤忠雄建築」も見どころ満載です!!
狭山池博物館情報はこちら↓
https://sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/
博物館の入り口に行くまでに、両側から水が流れてくる場所があって、すごく気持ちが良いです!
カフェメニューは数量限定のオリジナルカレーやサンドイッチがあります♪
SAYAMA HISTORY CAFÉ情報はこちら↓
https://littleisland.website
大阪狭山市は良い意味で「程良く田舎」(о´∀`о)これからの未来を創っていく子どもたちが元気に伸び伸びと『正しく自由に』成長していけるまちだと改めて思いました。
皆さんもこんな素敵なまちで子育てしてみませんか?
大阪狭山市で「なんかほっこり出来る写真」カメラマンをしています。
カメラ好きを仕事に出来る、南海地域発見クリエイターになれて良かったです!
食いしん坊なので美味しいもの紹介を中心に発信して行く予定です。
大阪狭山市で「なんかほっこり出来る写真」カメラマンをしています。
カメラ好きを仕事に出来る、南海地域発見クリエイターになれて良かったです!
食いしん坊なので美味しいもの紹介を中心に発信して行く予定です。