和歌山市の北西部に位置する加太。関西国際空港からもアクセスが良く、豊かな自然と昔ながらの景観が残された街並みに、県外からの観光客だけでなく外国人もたびたび訪れる。南海電鉄地域発見クリエーターズ課のフォト部のメンバーで、歴史ある加太の街を散策してきました。定番の場所から穴場の紹介まで、ぜひお楽しみください。
フォト部の散策モデルコース
加太駅から海水浴場へ向かいます。
駅から民家を通って、海沿いに出ると漁船がずらり。
海藻の香りが漂います。ゆっくりと歩いて15分ほどで海に到着です。
平日の午前中だったため、貸し切りでのんびりと波を音を聞きながら撮影タイム。
いつだって今が1番若いってことで、青春っぽい写真を撮影。青い海と空をバックに最高に気持ちよかったです。
海のお隣には、公園があります。くじらの遊具が特徴的です。運が良ければ、猫ちゃんがお出迎え。ここでトイレ休憩も済ませます。
ランチは最高の眺めで
加太は1980年代に高台にサニータウンが開発されました。ここからの景色に魅了されて移住してきたという方も多く住んでいます。加太駅から徒歩だと30分ほど坂道を登るので、今回は車を利用して、頂上付近にあるカフェ「アルゴ」でランチタイムです。
ランチメニューはピザ、カレー、パスタがありました。
素揚げのナスがアクセントになっていて美味しかったです。
目指すはテラス席。この日は満席で店内でランチをいただいたのですが、席が空いたら「良かったらテラス席どうぞ」と声をかけて下さりケーキはテラス席で楽しめました。開放的な空間で風を感じながら話に花が咲く贅沢な時間。不定休とのことなので来店前に電話で問い合わせると安心です。
アルゴ
住所:和歌山市加太2201-458
電話:073-459-2081
ひな人形供養で有名な「淡嶋神社」
淡嶋神社には、ご祭神として少彦名命(すくなひこなのみこと)が祀られており、女性の病気回復や安産にご利益があるとされています。この「すくなひこな」の「ひこな」が転じて、「ひな」の語源となったんだとか。3月3日のひな祭り当日には日本全国から境内に女性たちが集まり、正午には、ひな流しの神事が始まります。淡嶋神社の境内には、全国から奉納された人形がぎっしり。
ご祭神の少彦名命の使いが蛙であるという言い伝えから、境内には「カエル」の像がたくさんあります。「かえる」には「返る」「変える」「帰る」という意味合いから、たくさんのご利益があると伝えられています。
それぞれ思い思いにお参りタイム。
子どもみくじで大吉だった娘は、「かわいくなれますように」とお願いしていました。
娘の願いが叶いますように。
加太で食べ歩き
楽しかった加太散策も帰宅の時刻。駅に向かう途中の加太の食べ歩きにおすすめのお店のご紹介です。
淡嶋神社の近くの防波堤には地元の小中学生などが彩ったアートがあります。
フォトスポットにぜひ立ち寄ってみてください。
防波堤のアートを監修したお姉さんがやっている「たこ焼きさちまる」。
加太の天然タコを使ったこだわりのたこ焼きは、毎月新メニューが出来るので何度でも足を運びたくなってしまうお店です。木曜日~日曜日までの営業です。とても素敵な店主のさちまると話してみてくださいね。
春日神社の向かいにあるあげぱん「キシモト」は加太の食べ歩きと言えばここと言っても過言ではないお店です。夕方には売り切れになっていることが多いので、見つけたら早めにゲットしてくださいね。奥様が沖縄出身ということで、サーターアンダギーが1つ50円で販売されています。素朴な味にほっこりした気持ちになります。
電車で加太に行くなら「観光きっぷ」
・発売駅から和歌山市駅までの割引往復乗車券
・和歌山市駅から加太駅間1日フリー乗車券
・「加太フリー乗車券」を協賛施設・店舗でご呈示で割引特典あり
加太観光きっぷ
大人2,000円子供990円
販売場所:なんば、新今宮、天下茶屋、住吉大社、堺
詳しくはこちらのサイトをご覧ください
加太観光きっぷ| 南海電鉄 (nankai.co.jp)
加太に宿泊なら加太温泉
加太を満喫するなら泊りがけでぜひどうぞ。
加太で温泉に入れるお宿は3ヵ所あります。どの旅館も海が見えると好評です。
こちらは休暇村紀州加太の露天風呂。加太の街が一望できる立地にあり、景色が良ければ淡路島まで見ることが出来ます。あいにくこの日は曇っていたのが残念です。夜は星がキレイで、星空と海の最高のコラボを堪能できます。
日帰り温泉も楽しむことが出来るのが良いですね。お風呂あがりにカフェで一服でき贅沢な時間を過ごせます。休暇村紀州加太へは、南海電鉄「加太駅」から送迎バスもあるので、アクセスも楽々です。
無人島「友ヶ島」が大人気
まるで映画の世界に迷い込んだかのような異空間のここは加太からフェリーで20分ほどの無人島「友ヶ島」です。
加太駅から徒歩20分ほどで船乗り場に到着です。風が強い日は運休している場合があります。
加太港 ~ 友ヶ島(往復)
大人2,200円 (税込) ※中学生~
こども1,100円 (税込) ※小学生~
※幼児無料
友ヶ島の砲台は、黒船来航時にこの地を支配していた紀州藩が、幕府からの命令により友ヶ島奉行を設置しました。大阪湾を外敵から守る拠点となりました。明治以降旧陸軍に引き継がれ、淡路島の由良要塞の要所となります。多い時には600人が駐屯。そして戦後、一般人の立ち入りが許されたのです。
1868年に建てられた灯台は現在でも使われているんだとか。現在は国の重要文化財になっています。
ついつい乗りたくなってしまうブランコの近くはキャンプ場になっています。
自然豊かな友ヶ島のハイキング。大人の足だと 3時間ほどで巡ることができます。アップダウンの激しい道なので、子連れには覚悟が必要だと思います。
友ヶ島で唯一の売店はフードもドリンクも豊富にあります。お店がここしかないので、最低限の水分と食料は持参したほうが安心です。
まとめ
南海電鉄「難波駅」から特急サザンに乗って約1時間で「和歌山市駅」に到着。
加太線に乗り換えて「加太駅」まで約30分。
電車では「観光きっぷ」がお得に楽しめます。
車では阪和自動車道 和歌山ICから加太まで約45分。
駐車場は加太駅前、海水浴場、友ヶ島汽船乗り場にあります。駅前が1番安いです。
どこを切り取ってもフォトジェニックな街、加太でぜひ散策を楽しんでみてください。
この記事のクリエイター
まなちゃん
子どもが鉄道が大好きなので
鉄道旅をメインに発信しています!
和歌山市に今年移住し、山と海に囲まれた
自然豊かな環境で過ごしています
南海沿線での子育ての魅力も発信中
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