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山も!海も!目で見てイイ場所がいっぱいの阪南市!

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山も!海も!目で見てイイ場所がいっぱいの阪南市!
未来*Miku
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watch 2025.2.25

山も海も楽しめる阪南市の魅力とは?

北は大阪湾に面し、南は和泉山脈と接している阪南市。市街地や住宅地を囲むように海と山があり、四季折々、自然を間近に感じながら生活できるのが魅力です。阪南市在住の地域発見クリエイターズ課・SUBALさんに、阪南市の好きなところを聞いてみると、「観光地ではない日常の中に、目で見てイイ場所がたくさんあるところ。山も海も両方楽しめるのが阪南市ならでは!」とのこと。

というわけで、今回は阪南市シティプロモーション推進課の方々にもご協力いただき、地域発見クリエイターズ課・SUBALさんと東根 誠さんが、絶景スポットや豊かな自然環境が育む地元食材、自然が近くにあるくらしの良さなど阪南市の魅力をご紹介します。

阪南市シティプロモーション推進課の方にお聞きしました!山と海に囲まれた阪南市の「くらしの魅力」

阪南市役所 未来創生部 政策共創室 兼 シティプロモーション推進課の石橋男樹さん

そもそもシティプロモーション推進課って何をしているの?

シティプロモーション推進課では、阪南市の広報やSDGs、企業連携、テレワークプレース、移住定住に関することなど様々な取り組みを行っています。

その中でも私は3年ほど前に開設した「移住相談窓口」の担当をしています。移住を検討されている方からは「家庭菜園ができるか」「海がきれいに見える場所があるか」「ポニーを飼っているので飼育できる物件はあるか」など、様々なお問合せをいただきます。住居に関しては、値段や眺望以外にも、それぞれのライフスタイルでお住まいを探されているのだなと実感しています。また仕事に関してもお問合せが多く、「漁師をしたい」「船舶の修理資格を活かして仕事がしたい」という方を漁業組合にお繋ぎしたこともあります。

シティプロモーション推進課では、オンラインでも移住相談をしていますので、遠方にお住まいで阪南市のくらしについて聞いてみたいという方は、ぜひお気軽にお問合せください!

担当者の方から見た「阪南市の自然に囲まれたくらしの魅力」とは?

【山側の魅力】

元々、熊野・紀州街道の宿場として賑わった場所であり、石畳など古い街並みが残っている「山中渓(やまなかだに)」は、阪南市が誇る桜の名所です。花見スポットとして遠方からもたくさんの方がいらっしゃいます。近くには「わんぱく王国」という公園もあり、大きな恐竜の口の中に入るローラー滑り台はお子様にも大人気。市内全体の景色を見渡せる場所もあります。春は桜、秋冬はハイキングなど、くらしの中で四季折々の自然を楽しめるのが魅力です。

【海側の魅力】

鳥取ノ荘駅付近には、海沿いを散歩できるコースがあります。朝起きて、朝食を食べ、朝日を浴びながら海沿いを散歩して感じることは、「ゆったりとした時間を過ごせる」ということです。車の交通量も少なく、海が本当に近い。自然を間近に感じられるところが魅力です。

阪南市ならではの「くらしのスタイル」は?

阪南市の良さは、大阪市内(南海なんば駅)まで38分というアクセスの良さでありながら、豊かな自然があるところです。「自然を感じながら、住みたい、働きたい」という思いを実現するために、市ではサテライトオフィス・テレワークプレースの運営に力を入れています。

市が運営する「サラダステーション」は、阪南市の森や山などの自然をイメージした緑の装飾が施されています。1日500円で利用でき、事前申込も可能なので、家ではリモートワークがしにくいという方におすすめです。遮音性のあるフルクローズ型ワークブースもあり、集中して仕事ができますよ。こちらは市民の方だけでなく、誰もが使える場所なので、学生さんが自習したり、シニアの方が作業をしたり、お近くにいらっしゃったときに、いろいろな世代の方に使っていただければ嬉しいです。

また鳥取ノ荘駅の近くにも民営のサテライトオフィス「BY THE SEA HANNAN」があります。海のそばにあるので、自然を感じながら仕事ができます。住み慣れたまちで仕事をする心地よさを感じてみてください。

・阪南市のテレワークスペース「サラダステーション」の詳細や予約はこちらのHPから

阪南市の「教育」は何に力を入れている?

阪南市では「海洋教育」に力を入れています。市内の全小学校で実施している「海洋教育」では、わかめの収穫体験やアマモの植え付け体験、海の生き物との触れ合い、地元の漁師さんとの交流などを行っています。こういった環境教育が実現できるのは、阪南市が山と海に囲まれ、自然環境に恵まれているからこそ。この自然の中で、子どもたちにはたくさんのことを学び、成長してほしいです。

阪南市の「特産品」や「文化」は?

阪南市は、豊かな自然がもたらしてくれた特産品や文化がたくさんあります。また、季節ごとに様々なイベントが行われています。阪南市に来られた際には、ぜひ堪能してください!

【なにわ黒牛】
100%雌牛の阪南市独自のブランド牛で、「幻の黒毛和牛」と呼ばれています。月に8頭から10数頭しか出荷されない希少な牛のため、市場に出回ることが少ないです。主に百貨店、デパート等で取り扱いされています。

【浪花酒造の浪花正宗】
創業300年以上の酒蔵・浪花酒造の「浪花正宗」は、全国新酒品評会にて金賞を複数受賞。阪南市の地酒として、ふるさと納税の返礼品にもなっています。酒蔵と住宅は国の登録有形文化財に指定されており、酒蔵見学も行っています。

【牡蠣】
大阪湾で初めて牡蠣の養殖に成功したのが阪南市。12月中旬〜2月にかけての牡蠣シーズンには、漁業組合直営の牡蠣小屋が「西鳥取漁港 波有手(ぼうで)」で、牡蠣直売所が「下荘漁港」で開かれます。

【さわら】
阪南市は2024年から4月20日を「泉州阪南さわらの日」と制定。学校給食や市内外の飲食店でもさわらを使ったメニューが提供されています。阪南市のさわらは、身が柔らかく、上品な味わいで、旨みたっぷりの脂がのっています。

【秋祭り】
阪南市は、だんじりではなく「やぐら」です。伝統行事である秋祭りでは、約20地区のやぐらが一堂に市役所の前に集結する様子は圧巻。祭りのクライマックスには、波太神社の石階段を一気にかけ上げる「宮上がり」などを行います。また、神輿(みこし)を海老野浜まで担いで海に入り、禊(みそぎ)を行います。

地元スーパーで体感!地域の人のくらしを彩る「自然の恵み」のありがたさ

尾崎駅近くにあり、「農産物の地産地消コーナー」が人気のスーパーマーケット「オークワ わくわくシティ尾崎店」さんへお伺いしました。「農産物の地産地消コーナー」では地元農家さんから入荷した野菜や果物が、「鮮魚品コーナー」では阪南市にある尾崎漁港からの直送品が並んでいました。周辺の豊かな自然環境があるからこそ育つ「自然の恵み」。実際に手に取り、そのありがたさを改めて感じました。

オークワさんにお聞きしました!地産地消コーナーではどのような食材が購入できますか?

地産地消コーナーで扱っているものは、野菜や果物類で、季節によって変わります。今の時季(取材は12月)だと、野菜はキャベツ・なすび・白菜・里芋など、果物はみかん・柿などです。どれも生産者さんの畑でとれたものになります。市場流通できない規格外のものが中心で、多少見栄えは良くありませんが、安くて新鮮なものばかりなので、リピーターのお客様がとても多いです。

また鮮魚品コーナーでは、平日限定で、尾崎漁港で水揚げされた魚を担当者がセリで買い付け、並べているので、とても新鮮です。その日に水揚げされたものになるので、種類は様々。12月はアジ・イワシ・アカシタが多いです。

どのような思いで地産地消コーナーを運営されていますか?

会社として、地産地消には10数年前から取り組んでいます。これまで規格外として廃棄されていたものを中心に、新鮮な野菜を低価格で販売しています。廃棄されていたものを販売することで食品ロス解消につながるほか、生産者の方の収入にもつながり、そしてお客様も安くて新鮮な野菜が手に入る。良いこと尽くしです。その日にとれたものを生産者の方々に持ち込んでいただく仕組みのため、店舗が限定されたり、安定供給が難しかったり、運営は大変ですが、季節や旬のものを考慮して、仕入れに生かしています。値札には生産者名や屋号が記載されているため、最近ではファンが付いている生産者の方も出て来ました!

阪南スカイタウン展望緑地で、阪南市を一望しながら贅沢ランチタイム!

阪南市の山側の絶景スポット「阪南スカイタウン展望緑地」

「阪南スカイタウン展望緑地」は、阪南市桃の木台の南側の高台に位置する展望台。駐車場から展望台までは徒歩で10分ほど。長く続く階段をひたすら登ります。運動不足の方は、無理せずゆっくり登りましょう。登り切った展望台からは、関西国際空港や神戸方面、淡路島など広大な大阪湾が眺められます。今回は昼間でしたが、夜に訪れるのもおすすめ。美しい星空が楽しめ、写真家にも人気のスポットです。

また近くには、大阪府内初のドーム型グランピング施設「Sky Dome阪南」が2022年3月にオープン。1棟貸切・冷暖房完備なので、子連れ家族や女性、アウトドア初心者でも安心して宿泊できます。

地元のおいしいがぎゅっと詰まったお弁当をいただき、お腹も心も満たされました!

大阪湾でとれた新鮮な海の幸や阪南市産の黒毛和牛「なにわ黒牛」を使った料理が満喫できるお店「野菜巻き串バル ぽっぽ」さんの「阪南市の恵み弁当」を、阪南市の壮大な景色を眺めながら、いただきました。

「阪南市の恵み弁当」は名前の通り、阪南市の特産品が盛りだくさんの贅沢なお弁当。「なにわ黒牛のすき焼き」は、お肉が柔らかく、口の中で旨みが広がりました。「波有手牡蠣のカキフライ」は、磯の臭みがなく、むしろ爽やかさを感じる風味。牡蠣が苦手な方も挑戦の価値があるかもしれません。「鳥ももの浪花正宗の酒粕焼き」は、酒粕により鶏肉の旨みが深くなり、芳醇な味わいでした。

地元のおいしいが詰まったお弁当に、圧巻の景色。最高のひとときを過ごすことができ、大満足のランチタイムとなりました!旅行に出かけなくても、近くでこの景色とご馳走を楽しめるなんて幸せですね。

*お店の紹介*
野菜巻き串バル ぽっぽ
住所:阪南市下出605-1
電話番号:072-479-4460
アクセス:南海本線「尾崎」駅より徒歩10分
営業時間:11:30〜14:00/17:30〜23:00
定休日:月曜日
※お弁当の予約は4日前まで。10個から注文可能。

桃の木台中央公園で、山を眺めてひと休み!

阪南市の住宅地の絶景スポット「桃の木台中央公園」

「桃の木台中央公園」は、阪南市桃の木台の住宅地の中にある一面芝生の公園。広い芝生があるので、レジャーシートを敷いてお弁当を食べたり、子どもたちがボール遊びをしたり、ホッと一息つくのにぴったりな場所です。地域の自治会イベントもこの公園で開催されているそう。住宅地の中にこんな公園があり、公園から徒歩2〜3分の場所には、小学校や幼稚園、遊具のある公園もあるなんて、住んでいる人が羨ましくなる素敵な環境でした。

せんなん里海公園で、美しい夕日とともに一日の締めくくり!

阪南市の海側の絶景スポット「せんなん里海公園」

「せんなん里海公園」は、阪南市から泉南郡岬町にまたがるのどかな海沿いの公園。「無料バーベキューエリア」でデイキャンプが楽しめるほか、いろいろな遊具がある「イルカ遊園」「タコ遊園」では小さな子どもが元気いっぱい遊べ、「さとうみ磯浜」での磯遊びやお散歩など、海の自然を感じながら健康的に過ごすことができます。さらに関西国際空港、神戸方面や淡路島も見えるここからの夕日は、「日本の夕陽百選」に選ばれており、一見の価値ありです!こんなに美しい海が広がり、いつでも気軽に入ることができ、穏やかで過ごしやすい公園は他にないのではないでしょうか。

またトレインビュースポットとして鉄道好きからも人気なのが、この「せんなん里海公園」。南海電鉄の南海線が公園のすぐ近くを通過します。最寄駅は、箱作駅または淡輪駅。走り行く電車や飛び立つ飛行機を眺めながら、青い空、青い海と素晴らしい自然の中に身を置けば、いつしか心の中でもつれてしまっていたものが、すっとほどけていく音が聞こえてくるかもしれません。

取材を終えて感じる「豊かな自然に囲まれた阪南市でのくらしの魅力」

今回、阪南市の山側、海側、そして住宅地にある絶景スポットを巡ってみて、「山と海が毎日の景色にある生活は、心を穏やかにしてくれる」と感じました。広大な自然の景色をいつでも楽しめる幸せは、くらしのあちこちで実感できることでしょう。そして、このような豊かな自然がありながら、大阪市内(南海なんば駅)まで38分というアクセスの良さも魅力です。自然と利便性を兼ね備えた理想のくらしができる阪南市。あなたも山と海、素晴らしい自然とともにくらしてみませんか?

インタビュアー:東根 誠 執筆者:未来*Miku 撮影者:SUBAL

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    生まれも育ちも南大阪!結婚を機に河内長野市から堺市に移住した私が感じる南大阪&南海沿線のスキを発信していきます。「行ってみたい」「やってみたい」のきっかけになる楽しい情報をお届けできれば嬉しいです。

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