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芸術の秋【子供たちが本物のアートを体験できる】親子で満喫・くどやま芸術祭2023開催

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東根 誠
東根 誠
watch 2023.10.13

子供の好奇心とワクワクがいっぱい! くどやま芸術祭2023の概要

「くどやま芸術祭2023」は、和歌山県伊都郡九度山町九度山のまちなかを丸ごと芸術作品の展示場に仕立て上げた、全国でも大変珍しいイベントです。また九度山は、世界遺産や戦国武将真田幸村ゆかりの史跡がある町で、それらの歴史遺産とアートが融合した独創的なスタイルの芸術イベント。まさに芸術の秋のお出かけにもってこいです。

この芸術祭は、2016年に「くどやま芸術祭2016」初開催以降、歴史・文化及び芸術と気軽に触れ合える「くどやまアートウィーク」を継続し、一昨年に行われた開催2回目となる「くどやま芸術祭2021」では多数の来場者で人気を博し、今回の芸術祭の開催へと繋がる高い評価を得ました。

2023年9月17日(日)に行われたオープニングイベントでは、九度山町岡本章町長の開会挨拶をはじめ、世界各国で活躍されている尺八奏者辻本好美さんのライブ、そして大迫力の紀州九度山真田鉄砲隊の鉄砲演武が披露されました。

子供が楽しめる芸術祭とは?

くどやま芸術祭2023の主催者様、参加アーティストさんにお話をお伺いしました。

「子供たちに本物のアートを見て欲しい」

総合企画/アーティスト 大西高志さん
Instagram

この芸術祭開催の想いとして「本物のアートを見て欲しい」というのがあります。

アートには色んなジャンルがあります。例えば僕なら日本画というジャンルの絵を描きますが、立体的な造形物のアートであればガラス・陶器・鉄など、実に色んなものがあります。

そして、そこには「多様性」がある事を知ってもらいたいのです。

例えば、お子さんが勉強やスポーツなどを頑張っている中、この先どこかで壁にぶつかる事があると思います。

そういった時に想って欲しいのは、決して道はひとつだけではなく、色んな道があるという事、広い世界があるという事です。そう想う事ができれば、もし物事が上手く行かなくなった時も、新しい道を見つけ出そうとし、楽しさへと繋げていく事がきっとできるはずです。

この芸術祭で様々な表現手法のアートを見て、そういった色んな道があるんだという事を、感じて頂きたいと思います。

九度山町産業振興課 辻本昌弘さん

この芸術祭で皆さんに「本物を見て頂きたい」、これは芸術分野に造詣のある町長の想いでもあります。この芸術祭では、第一線で活躍されているプロの芸術家の作品がたくさん展示されています。

本物のアートを見て刺激を受けるその体験は、お子さんの学びの機会として、そして教育の一環として大切な事だと私は考えています。そういった本物を間近で見てもらえる場がこの「くどやま芸術祭」です。

展示作品の一例として、来場者の方がアート作品に参加できるワークショップ型の作品があります。九度山駅のすぐ前のスポットに、アーティストが制作した見本の絵を見ながら、文具の丸シールを貼ってみんなで絵を完成させるというものです。本物に触れつつも、自分も参加・体験し満足感を得られるものになっていますので、小さなお子さんにも楽しんで頂けます。

大村雪乃さんの作品 Map①
大村雪乃さんの作品 Map①

まちなかには多種多様な芸術作品が展示されています。たくさんの分野の芸術に触れ、お子さんたちの体験と学びの場として、ぜひ親子連れで芸術の秋を楽しんで頂ければと思います。

芸術の楽しみ方・触れ合い方

アーティスト 八太栄里さん
Instagram

お子さんが絵を描くとなると、構図とか色使いなどの知識を使って「ちゃんと上手く描かなければならない」と思ってしまう子もいらっしゃると思います。

ですが、構図にしても、有名観光地によくあるような絵になりやすい場所を切り取るだけではなく、例えばその辺の道端とか、日常の何でもない風景も絵になったりします。

いつも見ている日常の景色の中から、色んな切り取り方をしてみて、自分の好きな場所を見つけてみて欲しいと思います。

今回、私の作品は九度山の景色をテーマにしたアクリル画を展示させて頂いていますが、同じ展示場所(旧南都銀行跡)で、九度山町主催の絵画コンクール「九度山百景」の作品が展示されており、そこには作者の皆様の様々な視点の九度山の景色が描かれています。

くどやま芸術祭にお越しの際に九度山のまちなかを色々見て回られると思いますが、そこで見た風景が展示されている作品の中にも見つかると思います。

そしてその絵の中に「こんな切り取り方があるんだ」という気づきと共に新しい町の形が発見できると思います。ぜひ楽しんでください。

圧巻のライブペイント

アーティスト 玉城博香さん
Instagram

[2023年9月23・24日に開催されたライブペイントの5名のアーティストさん内のひとりで、真田庵へ続く道の壁に壮大な真田幸村の絵画を描かれた玉城さんにお話をお伺いしました]

幼稚園の頃は自由に絵を描いていた子供も、年齢が大きくなるにつれて「目的を持たなければならない」「上手くなければならない」等の「○○しなきゃいけない」といった正解を求めながら絵を描くようになって、中にはそれで絵を描く事が嫌いになってしまう子もいます。

でも、芸術はそんな決められた事ばかりではなく「もっと遊びでいいんだよ」という事、それを子供たちに伝えたくて、私はこのペンキをぶちまける画法で絵を描くというパフォーマンスを行なっています。

今回描かせて頂いたこの真田幸村の絵を子供たちが見て、絵に興味を持ち、絵を描く事が好きになる、そんなきっかけになって頂ければ嬉しいです。

ライブペイントのアーティストのみなさん

九度山のまちなか各所のシャッターや壁などに迫力のある大きな絵画が描かれました。

ひらのかほるさん @ 役場前交差点付近
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青木猿頬さん@役場前交差点付近
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前田登志春さん @旧紀陽銀行跡
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肥沼守さん @KUDOYAMA1448

これらの作品は、シャッターや壁に描かれていますので、芸術祭終了後でもいつでもご覧いただけます。ぜひ現地に足を運んで迫力ある作品ご覧ください!

また、九度山のまちなかには、過去に開催された芸術祭のライブペイント作品もたくさん残っています。今年の新たな作品が加わり、より一層まちなかのアート色が鮮やかとなりました。

芸術作品の一部を紹介

くどやま芸術祭2023で展示されている芸術品をちょっぴり紹介します。

ぜひ現地に訪れて、間近で本物のアートを肌で感じみてください。写真では伝えきれないアート空間がそこで感じられます。

大西高志さんの作品 Map⑲
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はやしだちかさんの作品 Map⑰⑫
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池原悠太さんの作品 Map⑱
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田中誠人さんの作品 Map③⑮
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山本佳子さんの作品 Map⑬

夜間ライトアップされる展示品も (慈尊院)

まちなかが美術館ってどういうこと?

九度山の「まちなか」とは、概ね、南海高野線九度山駅(地図中右下)から、慈尊院周辺(地図左上)までのエリアのことを言います。大阪なんばから約65分で九度山駅に到着。

まちなかには戦国武将真田幸村ゆかりの地である真田庵、世界遺産に登録されている慈尊院、丹生官省符神社などがあり、大変歴史深い町です。

この芸術祭の展示は、そのまちなかに古くから立ち並ぶ昔ながらの民家や商店などの一角が展示場となっており、町のあちらこちらに作品が展示されています。展示期間中、それらの建物は開放されていますので、訪れた人はどなたでも展示作品を見ることができます。

美術館なのにチケットは不要

美術館と化したまちなかに入るためにチケットは必要ありません。但し真田ミュージアムの展示場のみ別途入場料が必要ですが、その他の展示場は料金はかりません。

散策方法

ひとつずつの展示場の間隔が短い為、徒歩での散策がおすすめです。

「道の駅 柿の郷くどやま」には総合案内所があり、芸術祭や九度山のまちなか散策について教えていただけます。またここには招待アーティストさん全員の作品が展示されています。

なお自転車が好きな方は、レンタサイクルも借りられます。

九度山のレンタサイクル

「くどやま芸術祭2023」開催情報

開催期間: 2023年9月17日(日)〜2023年10月29日(日) 10:00〜16:00

詳しい情報は公式サイトにて

記事情報

記事: Mako(Instagram
写真:なかつじさん(Instagram) & Mako
引用: https://kudoyama-art.com/

真田ミュージアム前にて
左から Mako、南海電鉄金岡さん、なかつじさん

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    東根 誠
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    Webデザイナー&カメラマンです。ドライブで色んな場所に出かける事が大好き。琴線に触れたモノや景観を皆さんにシェアしていければと思います。どうぞ宜しくお願いします!

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