こんにちは。なんかいくらし事務局です。
駅員さんたちと一緒に、お客さまの生活やまちの風景を、朝から晩まで見守ってきた駅長さんなら、南海沿線のことを知り尽くしているはず!
ということで始まりました「南海沿線・駅長インタビューシリーズ」
第1弾・堺駅長、第2弾・和歌山市駅長、第3弾・なんば駅長、第4弾・堺東駅長に続きまして、 今回は、南海電鉄高野線河内長野駅の村中駅長にインタビューしました。
河内長野駅は、河内長野市内を巡るバスの発着点で、駅前には商業施設があり、河内長野市の中心にあるターミナル駅です。乗降人数は約2.3万人で、なんば駅へも急行で約30分、近鉄長野線にも乗り換えができるので、交通アクセスが便利で老若男女問わず、多くの方に利用されています。
そんな河内長野駅の駅長さんは、村中駅長です。なんかいくらしでのインタビューはなんと2回目!(前回のインタビュー記事はこちらからぜひご覧ください。)村中駅長は、河内長野市で生まれ育ったので、河内長野の魅力は人一倍よく知っているとこのこと。思い出話とともに、昔も今も変わらない河内長野のいいところ、また、子育て世帯必見の河内長野市でのお子さま向けイベントなど、たくさん教えてもらいました。
ぜひご覧ください!
目次
5.沿線のおすすめイベント~千代田工場で開催される「電車まつり」~
〇まずは自己紹介をお願いします。
はい。村中敬資(むらなかたかし)と申します。昭和62年入社で、勤続38年になりました。ほとんど高野線の駅でお仕事をさせていただきました。
ここ河内長野は生まれの育ちのまちです。この河内長野で、お仕事させていただくことはとてもうれしいですね。
〇生まれも育ちも河内長野なんですね。河内長野駅長が管理されている範囲はどれくらいでしょうか。
はい、私が管理している、高野山・河内管区は、滝谷駅から終点の極楽橋駅、そしてケーブルカーの高野山駅までの21駅と、小原田・千代田の信号所となります。100名強の所属員がいますね。
〇そんなに広い範囲を管理されているんですね!管区内での一番の魅力はやはり世界遺産の高野山でしょうか。
そうですね、やはり世界遺産高野山は有名ですね。
でも河内長野にも観心寺や、天野山金剛寺など、弘法大師空海ゆかりのお寺があるんですよ。このあたりは、その高野山から波及して、街道が伸びていたり、ゆかりの仏閣が点在していたりと、いろいろとつながりがあるようで面白いなと感じますね。
〇高野線沿線は、やはり高野山とのつながりが多く残っているんですね。
そうですね。子どものころはあまり意識していなかったんですが、そういえば、小学校五年生のときに、林間学校で、南海電車に乗って高野山へ行きました。南海電車がまだ緑色の塗装のときですね!そのとき、高野山の宿坊へ泊まってというような活動がありました。今思うと、高野山にはゆかりがあったのかな~と思いますね。
〇では、生まれも育ちも河内長野ということで、河内長野の魅力をぜひ教えてください。
はい、ここ河内長野は、自然と歴史、そして住宅が広がるまちですね。 近くには金剛山があり、岩湧山をはじめとする和泉山脈が広がっています。 この山々の緑に包まれた滝畑ダムから流れ出る石川とか、他の河川なんかも豊富で、このような自然が豊かな環境の中に、住宅地が広がっているっていうような環境です。
〇河内長野には、雄大な自然が広がっていますね。先ほどの話にもありましたが、河内長野は歴史も多く残っていますね。
はい、歴史はいろいろございまして、特に大楠公・楠木正成の菩提寺である首塚がある観心寺。 女人高野と呼ばれている天野山金剛寺。その他にもたくさんの神社仏閣が点在しております。
重要文化財と言われるものはですね、非常に多く所蔵されており、世界遺産ではなく「日本遺産のまち」というように、全国でも知られているみたいですね。
〇河内長野で暮らされていて自然を感じる場面はありましたか。
はい、今は富田林市に住んでいるんですが、幼少期から当社に入社するまでの間はずっと河内長野の千代田という所に住んでいました。家の近くに寺ケ池公園プールという市民プールがあって、入場料がとても安くて一日遊べるようなプールだったんです。だから夏場は、プールに友達とずっと行っていました。
夏以外は、近くに寺ヶ池という池があって、今は釣りはできないんですけども、当時は釣りをしたり、公園もたくさんあるんで、草野球なんかをしたりして過ごしたなっていう思い出があります。
〇身近なところに市民プールがあると、夏はお子さん喜びそうですね。
そうなんですよ。 2時間で大人が200円、子どもが100円なんですけど。めっちゃ安いでしょ。それで、2時間ぐらいプールで遊んだらもうちょうどええかなっていう感じで、夏場は何回も自分の子どもたちを連れて行きました。自分が子どものときは確か50円ぐらいで入れたんですけど。 だから母親に100円もらって、50円で一日プール入れたので、あと残りのお金でアイスクリームとか買って・・・。一日ずっと、プールで泳いでいました。
〇千代田というと、南海電車の大きな電車の工場もありますよね。電車も身近な存在でしたか。
そうですね、千代田工場も近くにあったので、母親が言うには、本当に小さい時、2、3歳の頃かな、千代田工場で電車が出入庫するのを見せに行くと、とても喜んでたから、毎回毎回連れて行ったんや~って言ってて。
そんな南海電鉄に入社したっていうことでなんか繋がりってあるんかなとは思いますね。私自身、電車は全然好きじゃなかったんですけどね、正直言うて。(笑)
〇覚えてはいないけど、やはり小さい頃から電車を見てたから、自然と馴染んでいたのかもしれないですね。
はい、そうですね。それに小さい頃から、南海電車をよく利用していたんでね。そういったことを思うとやはり身近な存在で、やっぱり思い入れのあるようなところはありました。
やっぱり地域にとって、交通のインフラとしてね、昔から続いている存在なので当社は、重要な役割を担っているかなっていうふうに思ってます。 ちょっと堅い話しちゃいました。
〇河内長野市は、子育て施策にも力を入れていると伺いました。
はい。河内長野駅のすぐ近くにある「ノバティながの」の5階には、子育て中の方を支援している広場「あいっく」というのがあり、多くの方が利用されています。
あいっくさんが作った「ペンギン体操」ってあるんですけれども、これ当時の市長がぜひとも南海さんで踊ってほしいっていうオファーがありまして、うちの本社の8名で、みんなで制服着て、千代田工場で、「ペンギン体操」を踊った動画があります。よかったら河内長野のホームページの方からも見ていただけるので。恥ずかしいですけれども。はい。お子さんもよかったら一緒に見ていただけたらなっていうふうに思います。
(動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=0dueZQuYtto)※2023年2月公開
〇その他にも、活動されていることはありますか。
はい、河内長野市制70周年のイベントであるとか、駅近くにあるイズミヤに「ゆいテラス」という地域まちづくりの支援拠点があるんですが、そこで開催されるイベントなどで、子どもたちに駅員の仕事ってこんなことをしているよというような活動もしています。
実際に小学校へ出向いて、「出前教室」というのもしていますよ。 小学生低学年2、3年生の子に対して南海電鉄ってこんなお仕事をしているんだよとか、電車乗った時はここ守ってねっていうようなところで、小さいお子さんにファンになっていただこうということで、勤めています。
〇沿線で開催されるおすすめのイベントはありますか。
はい。やはり一番は河内長野の千代田工場で毎年秋に実施しています「電車まつり」ですね。 1万人規模のお客さまがいらっしゃって、駅長ともどもいろんなイベントに参加し、いろいろと盛り上げさせていただきます。
〇「電車まつり」は、南海電鉄でも一番力を入れているイベントですよね!イベントをされている中で、お子さまの反応はいかがですか。
駅長の帽子をかぶって制服を着て場内をウロウロするんですけど、お子さんを見つけてこちらからキッズカードっていうカードを渡すと、ほんならすっごい喜んでくれるんですよね。それを何枚も集めてるお子さんもいらっしゃって。
「電車まつり」は大人の方も楽しんでくださるんですけども、やっぱり小さなお子さんが喜んでいただけるのが、一番大事かなと思っていますし、私たちもそのお子さんたちが、喜んでくれる笑顔を見てるだけで、ほっこりするかなという感じです。
〇お子さんたちの笑顔がやはり一番のパワーになりますよね!その他にもイベントがあれば教えてください。
夏場はね、やはり花火。狭山池であるとか、橋本でサマーボールという花火大会もあります。すぐ近くで、花火を見に行けるっていうところについても、ここは河内長野のいいところかなというふうに思います。
その他にも、夏休みに合わせて、高野山駅の一日駅長の体験であるとか、極楽橋駅では沿線の小学校にお願いしましてね、七夕飾りを極楽橋駅に飾らしていただいたりしています。風鈴や短冊の飾りが、インバウンドのお客さまには珍しいようで、よくカメラ撮影などをしていただいています。夏の風物詩的な演出で、皆さんに喜んでいただけるように、いろいろ工夫をこらしてやっております。
その他にも、オールシーズン、いろんなイベントがありますんでね、ぜひ足を運んでいただきたいなと思います。
〇最後に、河内長野エリアに移住を検討されている方へメッセージをお願いします。
ここ河内長野はやはり自然が豊かで、歴史の彩りのある、昔から交通の要衝のまちとして栄えたところなんです。
南海・近鉄といった鉄道が敷設され、そこに駅ができ、そこから住宅地へバスが伸びている。大阪市内から約30分の市ですので、お仕事される方々についても、そんなに遠くないところにあるまちかなというふうに思っております。それぞれの住宅地に商業施設なんかもあって、生活する上で不便するようなことはまずありません。
特に、ここはちょっとお伝えしたいなっていうところは、まず災害とかトラブルとか事故っていうのはほんまにないんです。私もここでまあ何年も住んでいて、仕事もしていますけども、大きな事故トラブルがまずないっていうのと、大阪府下でも上位に入る治安の良さっていうところは、このまちの魅力かなというふうに思っています。
あいっくさんをはじめ、子育て支援も充実していますし、市内のバスの乗り放題のチケットがあったり、高齢者の交通利用サービスがあったりとか、全世代にわたって、充実した生活が送れるんではないかなというふうに、私は思っております。
私もできたらここでずっと仕事をしていきたいなと思っています。そして、転入された方で、私を見かけたら、ぜひお声をかけていただけたら嬉しいなあというふうに思ってますんで、ご一報ください。よろしくお願いします。
今回は、南海高野線の河内長野駅長にインタビューをしました。
生まれも育ちも河内長野ということで、幼少期の思い出とともに、河内長野の魅力について、語っていただきました。自然や歴史に囲まれて、安全安心な環境である河内長野は、本当に暮らしやすいまちなんだろうなと思いました。
また、電車が身近な存在で、南海の「電車まつり」が毎年開催されるなど、子育て世帯が喜ぶイベントが開催されているのも魅力の一つですね!
今後も、様々な方にインタビューを通じて、“南海沿線のまちの魅力”について、ご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
駅長インタビューの様子は、南海電鉄公式チャンネルでも公開中!ぜひご覧ください。
※2025年9月時点の情報です。 人事異動により今後駅長が変わる可能性がございます。
「なんかいくらし」編集部です。 南大阪・和歌山を中心とした南海沿線のお出かけスポット、子育て情報、観光、ランチスポットなど、暮らしのお役立ち情報を発信していきます!
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